本ブログの読者から質問のコメントを頂きましたのでご紹介いたします。
■読者M氏からの質問
2~3kWほどのDIYソーラーを作りたいのですが、手ごろなチャージコントローラーはありますか?
ご指導よろしくお願いいたします。
■新潟おてんとサンの返答
Mさま、メッセージありがとうございます。
2kW~3kWのオフグリッドソーラーについて、新潟おてんとサンの思うところを書かせていただきますね。
2kWというと、
・100Wのパネルなら20枚
・200Wのパネルなら10枚
必要になりますね。
パネルの枚数は少ない方が設置しやすいと思うので、200Wのパネルを使うこととして考えてみましょう。
200Wのソーラーパネルは、
・電圧、約36V
・電流、約5.56A
という感じになるかと思います。
この200Wのパネルを2直列にすると、
・合計400W
・電圧、約72V
・電流、約5.56A
になりますね。
この時点で48Vほどのバッテリー(12Vを4個直列)に充電できるハズです。
12V or 24V のバッテリーで運用とのことですが、仮に2kW(2000W)のシステムを
・24Vのバッテリーで動かすと80A以上
・48Vのバッテリーであれば42A程度
の電流が流れてしまいます。
直流で40Aというと相当な電流です(汗)
80Aの場合は発火を覚悟しましょう。
つまり、電圧を上げた方が安全かもしれません。
ここで1つ提案してみます。
『1.2kWの独立システムを2系統』
作ってみてはいかがでしょうか?
200W(36V,5.56A)のソーラーパネルを2直列として、それを3並列で使うのです。
→200W→直列→200W↓
↑200W→直列→200W↓
↑200W→直列→200W↓
← 72V、16.67A →
こんな感じです。
これで
・合計1200W
・電圧、約72V
・電流、約16.67A
になりますね。
これに、12Vのバッテリーを4直列にして充電するのです。
バッテリーがもっと必要であれば4直列を並列で追加すれば良いでしょう。
この1.2kWの独立型ソーラーを2つ準備すれば2.4kW分のパネルを使えます。
チャージコントローラーはバッテリー電圧48V以上に対応した20A以上のものが2台必要になってしまいますけれども、リスクを分散できます。
余裕をもたせてバッテリー電圧48V30Aくらいのチャージコントローラーを使うのが良さそうですね。
60Aのチャージコントローラーを使えば、2.4kW分のソーラーパネルを1つのチャージコントローラーで制御できますね。
さて、Mさまのご質問、
『手ごろなチャージコントローラーはありますか?』
という問いに関しては、
・MORNINGSTAR社、TS-MPPT-60
MPPT制御
実売8万円台
・MORNINGSTAR社、TS-MPPT-45
MPPT制御
実売7万円程度
・MORNINGSTAR社、TS-45
PWM制御
実売3万円程度
あたりが良いのではないでしょうか。
2~3kWのDIYソーラーというと結構大掛かりなものになると思います。
安価な製品で賄うことも出来ますが、それなりに信頼されている製品を選ぶべきだと思います。
Mさまの求める返答が出来なかったかもしれませんが、以上が当方の分かる限りの返答になります。
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いかがでしょうか?
モーニングスター社の他にも、評判の良いチャージコントローラーは多数存在するので、予算と規模に合わせて選択するのが良いと思います。
本ブログでは、読者の皆様からの質問やご意見を出来るだけ記事に反映させていくつもりです。
質問やご意見などなどコメントや直メールで遠慮なくお寄せくださいね。
以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。
すいません、部分的にわからないのですが
直列で72Vになったパネルからの16.67A電流を、48V20Aのチャージコントローラーに流してもいいのですか?
72Vというのは理論値で実際には48V程度しか出ないということですか?
それともコントローラーに調整されて48Vx25Aで流れるということですか?
→だとしたらケーブルは3.5sq(許容電流23A)ではなく5.5sqの太さのもの(同35A)のものに
しないとまずいですか?(売ってませんが)
→また200w36v5.56Aパネルは12V系ではなく24v系で使うべきという話でしたが
12V20Aのチャージコントローラーに流すことはまずいのですか?12v16.7Aで可能そうですが?
あと、ケーブル端子の工作についてもう少し詳しく書いたページがあるとうれしいです。
(どの端子を買えばいいのかとか、圧着の仕方がよくわからないもので。)
早速お返事ありがとうございました。合点しました。
この1,2日で独立系DIYソーラーというものを知り
全く知識のないところからこのサイトにたどり着きました。
MPPTとPWMの違いなのかと思っていました
チャコンの表記Vは充電可能電圧の数値であると。すいません素人で。
最大入力125Vのチャージコントローラーは可、
amazon「電菱 太陽電池充放電コントローラー(20A) solar Amp B SA-BA20」は
最大25Vなので200w36vパネルは不可、と
ありがとうございましたー
ということでうね。
納得できたようで何よりです。
誰だって初めは何も知りませんから、たまに立ち寄って参考にしてみてください。
では、また何かありましたらお気軽にコメントを残していってくださいね。
はじめまして、こざいさま。
コメントありがとうございます。
僕の書き方が上手くなかったですね。
本文を少し修正しました。
>>直列で72Vになったパネルからの16.67A電流を、48V20Aのチャージコントローラーに流してもいいのですか?
48Vは、チャージコントローラーの充電可能な電圧を指して書きました。
『直列で72Vになったパネルからの16.67A電流』は、チャージコントローラーの入力範囲に収まっていれば入力可能です。
チャージコントローラーの入力可能電圧などの使用をよく確認して機器を選択すれば問題ないでしょう。
紛らわしい書き方になってしまいまして申し訳ありません。
>>また200w36v5.56Aパネルは12V系ではなく24v系で使うべきという話でしたが、12V20Aのチャージコントローラーに流すことはまずいのですか?
チャージコントローラーの入力範囲に収まっていれば問題ないです。
ただ、あまりに電圧の差があるとチャージコントローラーの仕事が増えてしまいます。
パネルが18Vならバッテリーは12V、
パネルが36Vならバッテリーは24V、
とした方がバッテリーに優しく充電できますし、チャージコントローラーの負担も少ないかと思います。
>>ケーブル端子の工作についてもう少し詳しく書いたページがあるとうれしいです
これは折をみて記事にさせていただきますね。
また何かありましたらお気軽にコメントなど残してください。