コレです。
GPS機能搭載のトイ・クアッドコプター。
『HUBSAN X4 FPV DESIRE H502S』
本記事投稿時で2万円を大幅に切る親切価格だったので、ついポチってしまっていました(笑)
いやね、以前に似たようなトイ・ドローンを購入した経験があるのですが、全く上手く飛ばせなかった苦い思い出が・・・。
何回も落としてしまいましたし。
なのでリベンジというワケですね。
この502Sは、なにやらGPS搭載のおかげで超絶安定ホバリングが可能とのこと!
(今更おどろいているあたり、かなりな無知でございますね)
僕のような『操縦音痴』にとっては必須ともいえる親切機能です。
となれば、体験してみなければ気が済まないという僕です(笑)
で、ちょっと調べてみたところ、僕が購入した、
『HUBSAN X4 FPV DESIRE H502S』
では、モーターの故障なんかが起きやすいとのこと。
初飛行まえにチョット整備したほうが良いかな?
なーんて考えていたんですが、案の定、プロペラが1か所、回りませんでした。
1箇所のプロペラは、アイドリングでは回らず、スロットルを上昇方向へ入れると回り始めます。
要は、渋いんですね。
原因は分かりませんが、このまま無理に飛ばしてしまうと、モーターや基板が破損してしまいそうです。
ということで、まずは分解・整備から始めます。
とりあえずは初フライトなので、屋根のソーラーパネルでも空撮して点検でもしてみましょう。
では、以下の目次に沿ってまとめてみます。
箱出し・概要
渋いプロペラがあるので分解
何とか空撮できました
2017年5月20日、追記、『国産ベアリングに交換』
2017年5月20日、空撮した景色の写真を追加
おしまい
4600文字以上、画像17枚ほどの記事になります。
チャレンジされる際は安全面に留意して慎重に作業してみてくださいね。
■箱出し・概要
・外箱
なかなかシンプルでスタイリッシュなパッケージですね。
立方体に近い、高さのある外箱です。
・セット内容
色々なバリエーション?があるようなので、パッケージ内容には違いがあるかもしれませんね。
販売店によっても違うのかな?
・プロポ内にLI-POバッテリーが!
単3乾電池4本、or、リポバッテリー、のハイブリッド仕様でしょうか。
プチサプライズな感じが嬉しいですね!
本体用のバッテリーとは大きさや容量が違います。
・仕様
サイズ: 165*165*60mm
重量: 155g
バッテリーの重量: 35g
飛行時間: 12分間
クアッドコプターのバッテリー:7.4V 610mAh 15c
最大飛行速度: 10m/s
制御距離: 215m
搭載カメラ:動画720p/静止画1080p
・セット内容
Hubsan H502S RC クアッドコプター
送信機
7.4V 610mAh リポ バッテリー
USB ケーブル
プロペラ
ねじ回し
英語マニュアル
仕様の通り、バッテリー込みで200g未満の玩具(トイ)ということになります。
つまり、従来からの航空法のみ適用されます。
『なんでもアリ』というワケではありませんよ。
ちなみに、バッテリー込みで200g以上の無人航空機だと、以下の場所での飛行は国土交通省への許可申請が必要になってしまいます。
・人口集中地区の上空
・空港の周辺
・地表または水面から150m以上の高さの空域
また、上記3点や飛行させる場所に関わらず、
・日中(日出から日没まで)に飛行させること
・目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
・人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
・祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
・爆発物など危険物を輸送しないこと
・無人航空機から物を投下しないこと
のルールを守る必要があるようです。
この条件に該当する場合に飛行させる場合も国土交通省への申請が必要となります。
遵守しましょうね。
■渋いプロペラがあるので分解
ポチってからは、届くのが楽しみで楽しみで、なかなか待ち遠しかったです。
で、その間に色々な動画やブログにお邪魔して調べてみるワケですが、ちょっと癖があるというか、モーターや軸受けあたりにネックがありそうな予感です。
新品でプロペラが1か所だけ回らないとか、そのまま飛ばしたら基盤が焦げたとか・・・。
初期の組み立てに問題があるのか?
それとも、軸受けやモーターに品質のバラつきがあるのかな?
モーターの軸受けが樹脂製だとか、ベアリングに変わったとか、なんだか流通しているバリエーションも豊富なご様子です。
何はともあれ、初フライト前に整備をするべきという動画や記事を見かけました。
・プロペラを取り付ける
取り付けたプロペラは、チョンと回すと軽く回って、惰性ですこし回った後に止まります。
ですが、向かって右上、カメラ側の『A』と記されたプロペラは、ちょっと渋い感じで惰性では回りません。
このままだと、ちょっと動かしたくないですよね。
ということで分解して渋さの原因を調べてみることにしました。
・ビスは多いけど分解は簡単
上下のモナカに分解できますね。
で、上下のパーツは2系統のケーブルでつながっています。
まあ基板にコネクタ接続なので容易に外せます。
僕はこのまま作業しました。
ポイントは、足の裏というか、黒いクリヤーパーツと、その内部にあるビスを外すことでしょうか。
・慎重にこじる
動画からの静止画切り出しなのでピンぼけ御免です(汗)
モーターやギヤ、軸などがゴッソリ外せます。
・軸の上下にベアリング
大きなギアが付いた軸が、簡単に抜けます。
で、この軸の上下にはベアリングですね。
モーターの軸にはピニオンギアが付いています。
・不具合発見!
不具合の箇所を発見!
渋いプロペラの軸を分解すると、ギヤに軸が差さりきっていませんでした。
プロペラ同様に、軸の片側が平面になっているのですが、そこが噛み合わないまま組まれていたようですね。
この部分をちゃんと方向を合わせて押し込むと、軸がしっかり挿入できました。
とりあえずトラブルを引き起こしそうな部分は見つけることが出来ました。
軸を回すとスムーズに回転するようになりました。
これは、ちゃんと組まない状態で通電させたら上手くないですよね。
プロペラが動かない(または高負荷な)状態でモーターを回そうとすれば、それこそケーブルや基板が焼けるかもしれません。
あとは、ちょっとグリスアップしながら逆の手順で組立てて事前の整備は完了とします。
じつは・・・、ネットで見つけた情報の通りに、
国産のベアリングや、
ジンバルマウントや、
予備のバッテリーや、
まぁ色々とポチってしまっているんですね(笑)
なので、ベアリングを交換する際にでもシッカリと整備するつもりです。
■箱出し・分解の光景を動画でアップしました
『トイ・ドローン『HUBSAN H502S』プロペラ渋く、分解・プチ整備の後に初飛行』
※別タブで開きます
■何とか空撮できました
まず、本家のHPから日本語版のマニュアル(H502E用)をダウンロードしておきました。
操作方法など共通する部分が多いのと、日本語が安心できるので、バッテリーの充電中に一読しておきます。
いざ、初フライトです。
初回起動時は、機体を回転させるなどしてキャリブレーションする必要がありました。
あとはプロポと機体がGPSを捉えるまでしばし待ちます。
GPSを既定の数以上補足できれば、スティック操作でモーターONできます。
あとは飛ばすのみですね!
スロットルを開けて2メートルほど上昇させたのち、プロポのスティックから指を離してみると、
『HUBSAN X4 FPV DESIRE H502S』
はその場で器用にホバリングしています。
風に流されつつですが自動で位置を微調整しているのが分かります。
もうね、これだけで結構な感激ですよね!
だって、ちょっと前のトイ・ドローンじゃ考えられません。
それにね、操縦音痴の僕でも普通に飛ばせますからね。
で、しばらくは低い高度で操作感を確認しました。
なかなかキビキビと動いてくれる印象。
慣れてきたら高度を上げて越後平野の牧歌的な風景を堪能します。
・素人空撮
記念すべき初フライトで撮った動画(を切り抜きしたもの)がコレです。
特に感激するような景色ではありませんが、僕は初体験ですからね、とっても嬉しいですね。
・素人空撮その2
田植えを終えた直後の田んぼに囲まれています。
・いちおうソーラー関連のブログなので
屋根のパネルをチェックしてみたりします。
目立つ汚れや破損などは無いようですね。
■2017年5月20日、追記、『国産ベアリングに交換』
・注文したミネベア製のベアリング
ベアリングのサイズは『内径3mm:外径6mm:厚さ2mm』です。
厚さ2mmというのがちょっと特殊です。
2.5mm厚であれば、汎用のミニチュアベアリングやラジコンのパーツ流用が簡単なんですけどね。
・モーターホルダーの上下、計8つのベアリングを交換
モーターホルダーのシャフトを通す部分には、大きく肉抜きがされています。
そこから純正のベアリングをつついてやれば、簡単にベアリングを外すことが出来ますね。
交換する新しいベアリングと、モーターの軸の部分をグリスアップして、組み立てれば作業完了です。
アイドリング時のプロペラの回転音が静かになりました。
まぁプラシーボ効果かもしれませんけどね。
この、ベアリングの交換を行ってから、純正バッテリーで20パック分くらい飛ばして遊びましたが、モーターや基板部分は故障もなく絶好調です。
■2017年5月20日、空撮した景色の写真を追加
どれも動画から切り取った写真なので粒が粗い画像ですね。
動画性能は720p(1280 x 720ピクセル)です。
静止画性能は1080p(1920 x 1080ピクセル)です。
動画と合わせて静止画も撮影しておくべきでした。
まぁ、機体に固定されているカメラですし、カメラはオマケ程度の性能ととらえておくのが良いかもしれませんね。
ただ、普段とは違う視点で手軽に動画を撮影出来るというのは、かなり楽しいです。
■『HUBSAN H502S』の動画をいくつかアップしました
『HUBSAN H502S』
※別タブで開きます
■おしまい
いかがだったでしょうか。
たった10分足らずのフライトでしたが、僕はかなり楽しめました!
こうなってくると予備バッテリーの到着が待ち遠しくなってしまいます。
国産ベアリングも注文してあるので、ちゃんと整備・調整してあげたいですしね。
なにより、せっかく購入したんだから壊さないでしっかり遊びたいんです。
※今回の追記で、国産ベアリングへ換装いたしました。
まぁ、2万円を切る玩具とは言っても、大人をその気にさせるに充分な機能と性能です。
自分の近くにホバリングさせて胴体をキャッチすることも出来ます。
やっぱりね、GPSと連携して安定飛行が出来るという部分に僕は魅かれてしまいました。
■『HUBSAN H502S』に関連した動画をいくつかアップしました
・プロペラ渋く、分解・プチ整備の後に初飛行
・ベアリングを国産のものに交換
・新潟県三条市の大谷ダムをお手軽空撮
・河・海・夜間のフライト
・安物ジンバルとカメラをセット
※別タブで開きます
以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。