ソーラーパネルの大きさ(W数)や各条件を入力することで、ソーラー(太陽光)発電システムの発電量や売電金額などを試算する計算フォームを作ってみました。
試算結果は、1日、1ヶ月、1年の3パターンで表示されます。
また、パネルの向きや設置角度による発電効率の違いも反映されます。
そして、地域に応じた日照時間の違いも加味して試算します。
まずはデフォルトのまま計算させてみて、計算結果を眺めてみてください。
詳しい使い方や計算方法などはフォーム以下の解説を参考にしてみてください。
※スマホからは利用できない場合があります。
■かんたん!ソーラー(太陽光)発電シミュレーション 入力フォーム
※正数以外、数値以外を入力した場合は0か1に置き換えられます。
また、あくまで新潟おてんとサン的な試算なのですが、お遊び的な要素も含みつつ遊んでもらえたら嬉しいです。
以下、上記の『入力フォーム』の使い方と、計算方法の解説です。
■ソーラー(太陽光)パネルの大きさや設置角度
・ソーラー(太陽光)パネルの大きさ
パネルの合計のW数を入力します。
100WのDIYソーラーから、1,000,000W(1MW)以上の数字を入力できます。
・ソーラー(太陽光)パネルの向き
真南を0°として、15°、30°、45°、90°から選択できます。
ご自身の設置状況に近い数字を選んでください。
・ソーラー(太陽光)パネルの傾斜
水平を0°として、10°、20°、30°、40°から選択できます。
ご自身の設置状況に近い数字を選んでください。
ソーラー(太陽光)パネルの向きと傾斜に応じて試算する発電効率が変化します。
純粋にソーラーパネルの能力を知りたいときには、
『パネルの向きを0°(真南)』
『パネルの傾斜を30°』
としてみてください。
パネルの向きと傾斜に応じた発電効率を100%として試算します。
ちなみに、以下の数値を係数として試算しています。
ソーラーパネルの傾斜別と方角別の発電量の比較 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
方位角(ソーラーパネルの向き) | ||||||
0° (真南) |
15° | 30° | 45° | 90° (東、西) |
||
傾斜角 | ||||||
水平面 | 88.4% | 88.4% | 88.4% | 88.4% | 88.4% | |
10° | 94.3% | 94.1% | 93.4% | 92.3% | 87.6% | |
20° | 98.2% | 97.8% | 96.6% | 94.6% | 85.8% | |
30° | 100.0% | 99.6% | 97.8% | 95.1% | 82.8% | |
40° | 99.7% | 99.0% | 97.0% | 93.6% | 78.9% |
※京セラのHPよりデータを引用いたしました。
■購入電力の単価や、電力の使用状況
・売電の単価
試算したい売電の単価を入力します。
例えば、500WのDIYソーラー発電で単価42円で売電した倍を知りたいときなどにも使えますね。
・購入電力の単価
デフォルトでは22円となっています。
ご自身の契約状況に近い金額を入力してみてください。
※50以上の数値を入力すると50に、0以下の数値を入力すると1に、それぞれ置き換えられます。
・1ヶ月の消費電力
1ヶ月に消費している電力量を入力してみてください。
季節によって消費する電力には違いがありますので、概ねの平均を入力するのがよいでしょう。
この『1ヶ月の消費電力』と『ソーラー(太陽光)パネルの大きさ』を比較して、発電した電力のうちで直接消費する分を試算します。
※990以上の数値を入力すると990に、0以下の数値を入力すると0に、それぞれ置き換えられます。
■シミュレーションする地域
各都道府県を選択してください。
1年を通しての日照時間は、お住まいの地域によって大幅に違います。
各都道府県には過去の日照時間を平均にした数値が格納されています。
新潟県なら1636時間、山梨県なら2213時間、といった具合です。
この年間の日照時間を元にして発電量を試算します。
『ソーラーパネルの大きさ:3000W(デフォルト)』
『1ヶ月の消費電力:350kW(デフォルト)』
で試算すると、
『発電した電力の35.0%を直接消費』
として試算します。
『ソーラーパネルの大きさ』が、
・大きくなるにつれて直接消費する割合は少なく
・小さくなるにつれて直接消費する割合は多く
なっていきます。
いろんな数値を入力して遊んでいただけたら嬉しいです。
※計算結果はあくまで目安として捉えてください
以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。