補助金や余剰電力を買い取ってもらえる売電制度の後押しもあって、急激に注目を集めている住宅用のソーラー(太陽光)発電システム。
- 住宅用ソーラー(太陽光)発電の基本
- 売電(余剰電力買取り)、FIT制度の買取り単価
- ソーラー発電の補助金
などを以下に解説いたしました。
買取り単価や補助金の金額は年を追うごとに下がってしまいます。
平成22年度から現在に至るまでの、年毎の買取り単価や補助金の金額もまとめてあります。
■住宅用ソーラー(太陽光)発電の基本
導入するにはどんな設備が必要で、それぞれどんな働きをするのか?などをまとめました。
- ソーラー(太陽光)発電システムの設備
- ソーラーパネル(太陽電池)にはどんな種類があるのか?
- ソーラーパネルの温度と発電量の関係を知っておこう
- ソーラーパネルの傾斜と方位の違いによる発電量の比較
- ソーラーパネルの増設工事で発電量が大幅にアップ!
- 代表的な家電製品の消費電力は『おいくら万円!?』
- かんたん!ソーラー(太陽光)発電シミュレーション
- ソーラー(太陽光)発電に関する用語集
■売電(余剰電力買取り)、FIT制度の買取り単価
電力会社以外の設備で発電した電力を、各電力会社に買い取ってもらう制度のことです。
2009年度より実施されている制度で、年度ごとに売電の単価が発表されています。
各年度ごとの余剰電力(売電)単価は以下を参考にしてくださいね。
- 平成26年度の売電(余剰電力買取り)単価
- 平成25年度の売電(余剰電力買取り)単価
- 平成24年度の売電(余剰電力買取り)単価 (平成24年度7月以降)
- 平成24年度の売電(余剰電力買取り)単価 (平成24年度6月まで)
- 平成23年度の売電(余剰電力買取り)単価
- 平成22年度の売電(余剰電力買取り)単価
・平成26年度の売電単価は1kwhあたり37円です。
・平成25年度の売電単価は1kwhあたり38円でした。
・平成24年度の売電単価は1kwhあたり42円でした。
・平成23年度の売電単価は1kwhあたり42円でした。
・平成22年度の売電単価は1kwhあたり48円でした。
ポイントは、太陽光発電を導入した年から10年間は、初年度の売電の単価で固定されるという所です。
例えば、平成22年度にソーラー(太陽光)発電システムを導入していれば、それから10年間は1kwhあたり48円で余剰電力を買い取ってもらうことが出来るのです。
■太陽光発電の補助金
※国からの補助金、太陽光発電導入支援補助金は平成25年度をもって終了となりました。
つまり、平成26年度以降は国からの補助金を受けることができません。
一方、地方自治体からの補助金は受けられる地域もあります。
ソーラー発電の導入時に国や地方自治体から補助金が支給されます。
場合によっては国と地方自治体の両方から補助金を受けることが出来たりします。
余剰電力の買取り単価と同様に補助金も年々安くなる傾向にあります。
各年度ごとの補助金は以下を参考にしてくださいね。
- 平成26年度以降、国からの補助金は廃止となりました
- 平成25年度のソーラー発電の補助金
- 平成24年度のソーラー発電の補助金
- 平成23年度のソーラー発電の補助金
- 平成22年度のソーラー発電の補助金
・平成25年度の補助金は1kwあたり20,000円or15,000円でした。
・平成24年度の補助金は1kwあたり35,000円or30,000円でした。
・平成23年度の補助金は1kwあたり48,000円でした。
・平成22年度の補助金は1kwあたり70,000円でした。
平成24年度からは、補助金の算出方法が細分化されています。
補助金を受けるには、条件に見合ったシステムが必要になります。
また、補助金は予算に達した時点で締め切りとなってしまいます。
新しい物が好きな僕は慎重に検討せずにシステムを導入してしまいました。
後になってシステムに不満があったとしても簡単に交換したり追加したり出来る代物ではありません。
また、補助金や売電の単価は年々急激に下がっています。
焦って導入してしまうキッカケとなってしまいそうですね。
新潟おてんとサンは急いで太陽光発電を導入した結果、結局ソーラーパネルの増設をすることになってしまいました。
工事費などなどムダになってしまった費用も多いです。
一概に、早く導入した方が得だとはいえません。
今後は補助金や売電の単価が上がることは無いように思えます。
非常に高額な設備になるので、より多くの情報を収集して慎重に検討してくださいね。
以上、『自作好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。