ソーラーパネルの温度と発電量の関係を知っておこう

ソーラーパネルの温度と発電量の関係

ソーラーパネルは、温度によって発電量が変わってしまいます。
これはけっこう有名なお話です。

ですが、一体どのくらい発電量に変化があるのでしょうか?
ソーラーパネルの温度と発電量についてまとめてみます。


結晶シリコンやソーラーシステムの特性

結晶シリコンやソーラーシステムには、
・結晶シリコンは温度が上がるにつれて出力が低下
・温度が上がるにつれて電気抵抗も増加
という特性があります。

つまり、ソーラーパネルの温度によって発電量(出力)が変化してしまいます。

一般的な結晶系のソーラーパネルでは、1℃の温度変化で0.45%ほど出力が変化します。

25℃で定格通りの出力ができる(100%)とすると、パネルの温度が70℃の時には80%ほどしか出力できないことになります。

真夏の炎天下ではパネルの温度が50~70℃になることもあるようですから、太陽光発電は春や秋が効率が良いというのも頷けます。
実際、新潟おてんとサン家の屋根のソーラー発電は5~6月にナカナカのパフォーマンスを発揮しています。

真冬の低温時に日照に恵まれるのが一番効率が良さそうですが、太陽が低いためにパネルの角度によっては低温の恩恵を受けられないかもしれませんね。


発電量はソーラーパネルの方位角度と傾斜によっても変化する

また、ソーラーパネルの方位角度と傾斜によっても発電量は影響を受けます。
・傾斜30°、真南、100%の発電量
・傾斜30°、東西90°、82.8%の発電量
といった感じです。

ソーラーパネルの設置方位や傾斜角度での発電量の変化については、
ソーラーパネルの傾斜と方位の違いによる発電量の比較
という記事で詳しく書きましたので参考にしてみてください。

『寒くてお天気が良い』という条件がベストなのかもしれませんね。


以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。



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