ソーラーパネルを設置する向きや傾斜の違いで、発電量がどのくらい変わるのかをまとめてみます。
新潟おてんとサン家に設置してあるソーラーシステムは『京セラ』なので、京セラが提供している情報をもとにまとめてみました。
■ソーラーパネルの傾斜と方位の違いによる発電量の比較
ソーラーパネルの傾斜別と方角別の発電量の比較 | ||||||
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方位角(ソーラーパネルの向き) | ||||||
0° (真南) |
15° | 30° | 45° | 90° (東、西) |
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傾斜角 | ||||||
水平面 | 88.4% | 88.4% | 88.4% | 88.4% | 88.4% | |
10° | 94.3% | 94.1% | 93.4% | 92.3% | 87.6% | |
20° | 98.2% | 97.8% | 96.6% | 94.6% | 85.8% | |
30° | 100.0% | 99.6% | 97.8% | 95.1% | 82.8% | |
40° | 99.7% | 99.0% | 97.0% | 93.6% | 78.9% |
※京セラのHPよりデータを引用いたしました。
地域によって、ソーラーパネルを設置するのに最適な角度が違います。
ここで使っている数値は、東京地区での設置角度に対する発電量の比較となっています。
もっとも日照量が得られる角度は、季節や緯度・経度によって大きく変わってしまいます。
東京都の場合、最適な傾斜角度を年間で平均すると32°となるようです。
一方、北海道の最北端では31.5°、福岡では25.4°といった感じです。
この表は、
・パネルの傾斜が『30°』
・パネルの向きが『真南』
の場合を100%の発電量としたときの比較です。
ソーラーパネルの傾斜が10°~40°、真南に対して45°(南西or南東)の範囲であれば、90%以上のパフォーマンスを発揮出来るといった感じですね。
ちなみに、北側にソーラーパネルを設置した場合は50%程度になってしまうそうです。
数字だけではチョット物足りないので、以下に『新潟おてんとサン』風にイラストでまとめてみました。
■ソーラーパネルの傾斜が0°(水平)の場合、それぞれの方位別の発電量
パネルに傾斜が無ければ、どの向きに設置しても発電比は変わりません。
ほとんどの場合は、大きく分けて南・南東・南西のどれかに設置することになると思うので、パネルを水平に設置するのはチョットもったいないですね。
■ソーラーパネルの傾斜が10°の場合、それぞれの方位別の発電量
ソーラーパネルを真南に向けても、5.7%のロスが発生してしまいます。
■ソーラーパネルの傾斜が20°の場合、それぞれの方位別の発電量
この辺から実用域に入るといった感じでしょうか。
方位が東西に30°動いても3.4%のロスでしかありません。
■ソーラーパネルの傾斜が30°の場合、それぞれの方位別の発電量
東京都でのベストな傾斜角度です。
方位が東西に30°動いても2.2%のロスでしかありません。
■ソーラーパネルの傾斜が40°の場合、それぞれの方位別の発電量
方位が東西に30°動いても3.0%のロスでしかありません
いかがでしょうか?
あくまでも東京都の場合は32°がベストですのでお間違いなく。
北海道の最北端では31.5°、沖縄では15.0°がベストな傾斜角度になるとのことです。
ソーラー(太陽光)発電を導入or自作する際の参考にしてみてください。
以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。