ソーラーパネルやチャージコントローラー、インバーターやバッテリーを接続するケーブルの太さや端子について教えてください

本ブログの読者から質問を頂きました。
DIYソーラー(自作太陽光発電)やグリッド・タイ・インバーター(GTI)に興味をお持ちの方の参考になるかも知れませんのでご紹介いたします。


読者M氏からの質問

ソーラーパネルやチャージコントローラー、インバーターやバッテリーを接続するケーブルの太さや端子について教えてください

それぞれのあいだで配線などの太さやコネクタ、ギボシなどが違うと思うのですが実際に見たことないので分かりません。

どうぞよろしくお願い致します。


新潟おてんとサンの返答

はじめましてMさま。
メッセージをいただけて嬉しいです。

配線について僕の思うところをお答えいたします。


まず、ご自身が作る回路にどの程度の電流が流れるのか?
を考えなければなりません。

例えばパネルには、
100W18V5.56Aのパネルであれば5.56A
200W36V5.56Aのパネルであれば5.56A
200W18V11.12Aのパネルであれば11.12A
の電流が流れます。
※パネルの接続方法や仕様によります

例えばバッテリーからインバーターには、
100Wの電力を供給するなら8.3A
200Wの電力を供給するなら16.7A
の電流が流れます。
※12Vでの単純計算なので正確にこの通りではありません

結構な電流が流れますね。


パネルからは、そのパネルに見合ったケーブルが少し付いてきます。
で、終端にMC4コネクタが付いているものが多いでしょう。(100W以上のパネルなら)

これらのパネルをチャージコントローラーまで延長するには、予めMC4コネクタが付いているケーブルを購入すると楽ですね。
2.0sq~4.0sqのケーブルが多いです。

2.0sqで概ね20A、
4.0sqで概ね30A、
の電流を流すことが出来ます。
※ケーブルの種類等々によって違ってきます

100W18V5.56Aの電力を発生させるパネルに対して、2.0sq(20A)のケーブルを使うワケです。
許容電流に3倍程度の余裕を持たせてあるということですね。
こういうイメージでケーブルを選ぶと安全でしょう。

なので、10Aの電流を発生させるパネルを使うのであれば、4.0sq(30A)のケーブルを使うと、かなりのマージンを持たせたケーブルの選択となります
ここまで神経質にならずとも、許容電流に2倍程度の余裕は欲しいところです。

で、この辺の電流を扱う2.0sq~4.0sqのケーブルは、キボシでは接続できません。
MC4コネクタを使うか、流れる電流に見合った圧着端子を使う必要があります

太いケーブルをかしめるための、ちゃんとした電気工事士用の圧着工具や端子が必要なんです。

ホームセンターに行けば、様々な圧着端子と圧着工具が販売されています。
用途を伝えたうえで、詳しい店員さんに聞いてみるっていうのも一つの方法です。

バッテリーからインバーターへのケーブルも同様に、流れる電流の2~3倍程度の許容電流を持つケーブルを選ぶべきですね。


予想以上に太めのケーブルが必要になってきます。

『4万円で自作したDIYソーラー発電に新品バッテリーを増設!ケーブル類もリフレッシュ!』
https://www.solar-make.com/off-grid-solar/add-battery2-4thousand-yen-solar/245/
この記事で使ったような圧着端子と圧着工具を使うことになります。


あとは、ご自身が使うパネルやインバーター、負荷となる機器などによって変わってきますので、それを踏まえてケーブルを選ぶことになります。

ちょっと突っ込んで調べてみるなり、すこし詳しくなっておいた方が何かと安全かと考えます。


あくまで『新潟おてんとサン』の思うところであります。
コレが全て正しいとか、そういう意味合いの意見ではありません。

こんな意見もあるんだなと、あくまでも参考までにしてくださいね。
どうあってもDIYは自己責任ですから、ご自身で安全などなど確認できる範囲でお願いいたします。


本ブログでは、読者の皆様からの質問やご意見を出来るだけ記事に反映させていくつもりです。
質問やご意見などなどコメントや直メールで遠慮なくお寄せくださいね。

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以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。



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