本ブログの読者から質問を頂きました。
DIYソーラー(自作太陽光発電)に興味をお持ちの方の参考になるかも知れませんのでご紹介いたします。
■読者K氏からの質問
独立系DIYソーラーに興味がありホームページを拝見させて頂いております。
ヤフオクなどで部品を揃えてやってみたいなぁと思うのですが、素人なので色々と分からない点や不安な点があります。
できる限りホームページなどを参考に自己解決してやりたいとは思うのですが、メール等で困った時などに相談させて頂けると有難いと思いメッセージさせて頂きました。
そこで1つお訊きしたいのですが、
ヤフオクなどで出品されている、パナソニックなどのオフグリッド用ではないソーラーパネルをオフグリッドで使うのは難しいのでしょうか?
宜しくお願い致します。
■新潟おてんとサンの返答
はじめましてKさま。
メッセージをいただけて非常に嬉しいです!
即答はできないかもしれませんが、僕で良ければメールしてみてください。
素人の横好きではありますが答えられる範囲で返答いたします。
さて、系統連系型のソーラーで使われているパネルでDIYできるのか?
ですね。
結果から言うと『系統連系型のソーラーで使われているパネルは自作ソーラーにも使えます』
ただし、一般にDIY用途で販売されているソーラーパネルと、系統連系型で使われるソーラーパネルでは仕様が違います。
パネルが発電する電圧や電流が大きく違うのです。
これは、一般にDIY用途で販売されているソーラーパネルでもいえることです。
~150W程度のパネルでは、18Vほどの電圧を発生するものが多いです。
200W以上のパネルでは、36Vやそれ以上の電圧を発生するものがあります。
200Wのパネルなのに出力電圧が18Vのものも存在します。
系統連系型のソーラー発電で使われているパネルは、一般にDIY用途で販売されているソーラーパネルよりも大きな電圧を発生します。
パネル単体で50V以上というものもありますね。
当然ですが、運用するにはそれなりの知識と設備が必要になってきます。
場合によっては電気工事士の資格も必要になりますね。
いずれにしても、ソーラーパネルの仕様を良く確認して使う必要があります。
一般にDIY用途で販売されているパネルは、12Vや24Vのバッテリーに充電しやすい電圧と電流を発生するようになっています。
例えば、100W:18V:5.55Aというパネルは12Vバッテリーに充電するのに丁度良い仕様なんです。
チャージコントローラーの入力範囲に収まるものが必要になります。
このクラスのパネルを使えるチャージコントローラーは多数ありますので機器を探すのは容易といえますね。
ヤフオクあたりで全て揃えてDIYしても、発電・充電・利用は可能です。
パナソニックなどのオフグリッド用ではないパネルは、10枚・20枚・それ以上といったパネルを組み合わせるので、発生する電力はDIY用途のそれを遥かに上回ります。
それをパワーコンディショナーという機器を使ってコントロールします。
(自作ソーラーでいうところのチャージコントローラー的な役割)
例えば、285W:52V:5.49Aなんていうパネルがあります。
※売電を目的としたパネルの仕様は多岐に渡ります。
1枚で52Vという電圧を発生するので、安価で入手しやすいチャージコントローラーではコントロールできません。
60Vやそれ以上の入力に耐えられるチャージコントローラーを準備する必要がありますね。
本ブログでは、読者の皆様からの質問やご意見を出来るだけ記事に反映させていくつもりです。
質問やご意見などなどコメントや直メールで遠慮なくお寄せくださいね。
以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。