自作太陽光発電をやってみたいのですがチャージコントローラーの購入はどのようにしましたか?

本ブログの読者N氏からメッセージを頂きましたのでご紹介いたします。


読者N氏からの質問

自作太陽光発電をやってみたいのですがチャージコントローラーの購入はどのようにされましたか?


新潟おてんとサンの返答

チャージコントローラーといっても沢山の種類がありますし、どれを選択して良いのか迷ってしまいますね(汗)
ちょうどブログの記事を準備していたところなので、ブログ投稿に先駆けてNさまにお伝えいたしますね。

以下はブログに掲載予定の文章の下書きです。
チョット長いですが参考になれば幸いです。


■まず、チャージコントローラーには、『PWM制御』と『MPPT制御』の2種類存在します。
詳しく説明しますと、初心者の枠から逸脱してしまうのでサラッとお話します。

・『PWM制御』(Pulse Width Modulation)パルス制御方式
一般的に安価で流通しているチャージコントローラー、独立系の太陽光発電システムではほとんどコレ。

・『MPPT制御』(Maximum Power Point Tracking)最大電力点追従制御方式
PWM制御方式に比べ30%、実際の変換効率で計算すると97%という高効率性。そして高価。

はじめはこの程度の認識で問題ありません。
新潟おてんとサンが購入したのも『PWM制御』のものです。


■次に、チャージコントローラーの大きさです。
ソーラーパネルの発電量や電圧の大きさによって、必要になるチャージコントローラーが違ってきます。
12Vのシステムを前提にお話しますね。

チャージコントローラーには最大入力電圧や入力電流値などが定められていて、ソーラーパネルに応じたものを選ぶ必要があります。
チャージコントローラーの大きさは、『5A』、『15A』、『25A』など電流(A)であらわすことが多いです。

また、ほとんどのチャージコントローラーが、ソーラーパネルからの電圧を自動で認識してくれる仕様になっています。
『12V-24V』とか、『12V/24V』なんて表記されています。

例えば、『5A』のチャージコントローラーがあったとすると、
5A × 12V = 60W ⇒60W(理論値)までのソーラーパネルが使用できるといった感じです。


■一方、ソーラーパネルの大きさはというと、『20W』、『50W』、『100W』といった電力(W)であらわすことが多いです。

・公称最大出力:50W
・公称最大出力動作電圧:18.5V
・公称最大出力動作電流:2.7A
といったソーラーパネルがあるとすると、
18.5V × 2.7A = 49.95W ⇒50Wのソーラーパネルというわけです。

新潟おてんとサンが購入したチャージコントローラーは、
『24A、12V-24V』の表記があります。

つまり、
24A × 12V = 288W ⇒288W(理論値)までのソーラーパネルが使用できるということですね。

また、新潟おてんとサンが購入したソーラーパネルは、
・公称最大出力:100W
・公称最大出力動作電圧:18.5V
・公称最大出力動作電流:5.4A
18.5V × 5.4A = 99.9W ⇒100Wのソーラーパネルです。

パネルの大きさや1W当りの価格が妥当な100Wのソーラーパネルを使いたかったというのと、システムの後の拡張性を考えた結果、この2つをチョイスしました。

100Wのソーラーパネルを1枚使いたいだけであれば、12Aのチャージコントローラーでも事足ります。
ですが、100Wのパネルを2枚使うとなると、12Aのチャージコントローラーでは不十分です。
安く上げるために必要最低限の構成にするのですが、後の拡張性は確保したいというチョイスですね。

・12Aのチャージコントローラー
12A × 12V =144W
100Wのソーラーパネルを1枚しか使えない。

・24Aのチャージコントローラー
24A × 12V =288W
100Wのソーラーパネルなら、2枚使っても余裕がある。

といった感じです。


■本来はバッテリーの容量も視野に入れて計算するはずです。
ところが、初心者の僕にはちょっと敷居が高いと感じたので、バッテリーの容量のことは切り離して考えました。

チャージコントローラーを使うのですから過充電の心配はありません。
2つ準備したバッテリーの充電具合を見ながら、バッテリーを増やせるようであればバッテリーを追加すれば良いといったドンブリ勘定です。

ですが、後々ソーラーパネルを追加したい場合などは、ドンブリ勘定はちょっと危険です。
バッテリーはいつでも追加できますがソーラーパネルはそうはいきませんからね。

ソーラーパネルの増設を考えているのであれば、チャージコントローラーにも余裕を持たせて選択することをオススメいたします。

電力の用途、ソーラーパネルの規模、バッテリーの容量、などによって必要となるチャージコントローラーは違ってきますね。
つたない解説ですが、参考にしていただければ幸いです。


読者N氏からの返信

有難うございます
今ベットの上でメールを読ませてもらいました
今すぐにでも起きて返事を書きたいのですが・・・

後ほど送らせてもらいます

完成した発電所をイメージして楽しみです


新潟おてんとサンの返答

ご返信をいただけて嬉しいです。
まとめていない文章なので、分かりづらいかもしれませんが参考にしてみてください。

ポイントは、
・パネルの規模とチャージコントローラーを合わせること。
・後にパネルを増やしたいのであれば、それを見越してチャージコントローラーを選択すること。
でしょうか。

これから春を迎える季節、自家ソーラー発電が良い趣味になると良いですね!
なにかありましたらお気軽にメールくださいね。


いかがでしょううか?

この問い合わせを元にして、
これで完ペキ!チャージコントローラー選びと充電量の目安
という記事を作りました。

イラスト入りで出来るだけ分かりやすく書いたつもりです。

ブログを見ていただいて何かしらのメッセージをいただけると、非常に嬉しくなってしまいます。
どんなことでも構いませんので、新潟おてんとサンに物申していただければ幸いです。

本ブログでは、読者の皆様からの質問やご意見を出来るだけ記事に反映させていくつもりです。
誤字脱字や内容の間違いなどのご指摘、質問やご意見などなど、コメントや直メールで遠慮なくお寄せくださいね。


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以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。



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