本ブログの読者から質問を頂きました。
DIYソーラー(自作太陽光発電)に興味をお持ちの方の参考になるかも知れませんのでご紹介いたします。
■読者M氏からの質問
鉛バッテリーを並列接続して使用する際の注意点があれば教えて下さい
■新潟おてんとサンの返答
はじめましてMさま。
鉛バッテリーの並列接続は、本来はあまりお勧めはできません。
とはいえ、当ブログでは中古の鉛バッテリーを並列接続で運用したりしています。
まずは、並列接続以外でバッテリー容量を増やすことを検討してみて、それでも(止むを得ず)並列接続が必要な場合の注意点を書いてみたいと思います。
■容量の大きいバッテリーを使うか、バッテリー電圧を上げて対応するのが基本
冒頭で述べたとおり、鉛バッテリーの並列接続はお勧めはできません。
バッテリーの容量(数)を増やしたいのであれば、
・12V:12Vバッテリー1個
・24V:12Vバッテリー2直列
・36V:12Vバッテリー3直列
・48V:12Vバッテリー4直列
といった形でバッテリー電圧を増やすことを検討する方が、バッテリーには優しいかと考えます。
ただ、チャージコントローラーやインバーターなどもそれぞれの電圧に対応した製品が必要になりますね。
仮に、12V100Ahのバッテリーを2並列として12V200Ahのバッテリーを作るとします。
これだったら、はじめから12V200Ahのバッテリーを探して単体で使う方が安全で効率的ですしトラブルも起こりにくいでしょう。
■やむを得ずバッテリーを並列接続にしなければならない場合
とはいっても、目的に見合った都合の良い容量のバッテリーがあるワケでもなく、また予算の範囲内に収める必要があったりするものです。
やむを得ずバッテリーを並列接続にしなければならない場合は、同じバッテリーを新品で準備できれば良いかと考えます。
で、並列にするケーブルの長さを合わせたり、できるだけ抵抗が同じになるようにします。
ただ、あくまで気休め程度と受け止めてください。
並列接続にした複数のバッテリーが、それぞれ全く同じ劣化状況になるとは思えませんし、充電する電流がに均等に流れるとも思えません。
全く同じ新品のバッテリーを使ったとしても、まちまちの充電具合と劣化をすると考えるのが妥当と思います。
バッテリーを単体や直列接続で運用しているとき以上に、個々のバッテリーの管理を徹底してあげる必要がありそうですね。
いかがでしょうか?
まとめると、
バッテリーを増やしたいなら、はじめから容量の大きなバッテリーを探すか、バッテリーの電圧を上げて(直列接続)対応するのがベスト。
やむを得ずバッテリーを並列接続にするのであれば、同じバッテリーを新品で準備する。
といったところです。
本ブログでは、読者の皆様からの質問やご意見を出来るだけ記事に反映させていくつもりです。
質問やご意見などなどコメントや直メールで遠慮なくお寄せくださいね。
以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。
色々と太陽光発電のことを調べて貴サイトに辿り着きました
細々と太陽光発電を趣味の範囲で楽しんでいますが、最近わからないことが起きて困っています
すみませんが、ご教授お願い致します、バッテリーを並列に接続するのがどうしてもいやなので
チャージコントローラ(以下チャーコンと記します)を2台バッテリを2台用意します
太陽光パネルからの出力をそれぞれのチャーコンへ接続します、バッテリーも同じく接続します
それぞれのチャーコンの出力端子には、スイッチを接続して負荷を切り替えれるようにします
出力を常には1台で使用します、天気が悪く充電不足で過放電防止が働いたら、スイッチで
もう1台のチャーコンに切り替えます、今まで使っていたチャーコンは負荷が無くなりますので
充電に専念できると思いますがどうなんでしょうか、このやり方は車にあんまり乗らない人が
バッテリーを補充電するのと同じと考えますが、どんなものでしょう
お忙しいとは思いますが宜しくお願いします。