ウデとセンスが伴わない!だけども作りたい!
そんなワタクシでございます。
えと、今度はとあるご婦人友人から、
『バックルや金属部分がお腹に触れないベルトが欲しい!』
とのご相談でして。
なんでも結構な金属アレルギーの持ち主で、24金やプラチナ以外の金属が10分以上触れると痒くなってしまうとのこと。
24金やプラチナならOKってのがちょっとセレブすぎますけどねぇ・・・。
たぶんチタンもほどほどに大丈夫なんじゃなかろうかと。
ざっとネットで調べてみると、あることはありますね、『革巻きバックル』や『ギボシ止め』のベルト。
ただ、革のループにギボシが1つ2つといった、極端にシンプルなデザインになってしまって、なんかピンと来ないっていう。
で、件のご婦人友人曰く、ちょっとロックテイストというか、そういう雰囲気が欲しいと。
そうなってくると出来合いのベルトじゃ難しい。
『そういう事なら作ってしまおう』っていういつもの安易な考えです(笑)
ロックテイストは・・・革のギターストラップっぽい作りで実装しましょう。
でもまぁウデとセンスが色々と未熟なんですけどね。
結果から言いますと『何とかソレっぽいのが出来た』といった感じです。
粗だらけではありますけどね、何だか存在感のあるモノになったというか、件のご婦人には気に入ってもらえたようです。
相変わらず、脳内設計をいきなり形にしていきます。
では、以下の目次に沿ってまとめてみます。
準備したもの
バックル部分の製作
先端部分の製作
別の革を追加とベルトホールの穴あけ
仕上げと完成
おしまい
3100文字以上、画像27枚ほどの記事になります。
チャレンジされる際は安全面に留意して慎重に作業してみてくださいね。
■準備したもの
・35mm幅の床面とコバが処理してあるベルト
・四角い金具
・ネジ式ギボシ
・栃木レザーはぎれ
あとは、今までのクラフトで余ったハギレも使いました。
掛かった金額は3~4,000円といったところ。
■バックル部分の製作
バックルレスでギボシ止めなので、どうしてもシンプルになってしまいます。
なので、金属アレルギー対策も考慮しつつ、バックルに相当する部分をちょっとゴテゴテさせていきます。
・2つの革を重ねていく
35mm巾のベルト本体に対して、23mm巾の栃木レザーを重ねてバックル部分を作る魂胆です。
・接着面をヤスリで荒らす
端から順に、パーツごとに接着・縫い合わせていきます。
・縫う箇所をステッチンググルーパーで溝切り
サクサク進めます。
・金具もドンドン取り付けていく
ここまでナカナカのスピード感、そしてあんまり丁寧じゃない。
・ギボシを取り付けるスペースも接着して溝切り
ベルトの幅より小さい四角い金具。ここに先端を通してギボシ止めっていう狙いです。
・縫ったのちにハトメ抜きで穴を開けてギボシを取り付け
菱目を打って縫った後にギボシを取り付け。
でも、何だかちょっと気に入らない。
・溝を切る余白が多すぎて気に入らないのでやり直し
潔く『やり直し』です・・・。
まぁ『慎重さ』がまるで無かったですからね、いつもながら。次に期待ですよ(笑)
・バックル部分の完成
まぁ微妙な差なんですけどね。
2回目の方が上手くなってますしね。
ベルトの先端(穴の開いている方)を細くして、四角い金具に通してギボシで止める構造。
普通のベルトだと、どうしてもバックルがベルトの幅より大きくなってしまいます。
なので、ベルトの幅より小さい金具でゴテゴテさせていくと、そういう感じですね。
■先端部分の製作
四角い金具に通すために、ベルトの先端から15cmほどを細くする必要があります。
で、ただ細くしてしまうだけだと何だか弱くなってしまいそう。
なので、あらかじめ革を重ねて接着してから整形、縫っていくことにしました。
・先端部分は革を重ねて重厚に
ベルトと同じ幅の栃木レザーを重ねて接着します。
補強の栃木レザーは、バックル部分の当て革と同じ角度で切っておきました。
・先端部分の2枚の革を接着
かなり厚くなりました。
これで必要以上の強度が保てるハズです(笑)
・バックル部分のパーツと同じ角度で先端をカット
ここも斜めにカットです。
・金具に通すために先端から15cmほどの幅を調整
真ん中の点は、狙ったウエストサイズでジャスト(より2cm小さい)になる部分です。
使っていくと少し伸びますからね。
・溝切りと菱目打ち
こうなると何だかソレっぽく見えてきます。
・シャープな先端
切り口はシャープな感じで。
使っていれば丸くなってしまいますけどね。新品っぽい良いです。
・先端部分の革の縫い終わり
縫い目が不揃いなのは相変わらず(涙)
まぁあんまりマジマジと見られることも無いんでしょうけどね。
・金具に通してみる
ナカナカ良い感じ!
と、自画自賛してみます。
段々と出来てきました。
ちょっと厚すぎな感じがしますけど。
でもでも『ちょっと扱いにくいくらいがロックで良い』ってことで(笑)
■別の革を追加とベルトホールの穴あけ
あとはベルトホールを作ってしまえば完成なのですが、何かチョット物足りない。
ベルトの先端部分を細くしたことで、そこだけ極端に細く見えてしまう部分が出来たんです。
なので、別の革をあてがってバランスを調整してみます。
・バックル部分に別の厚手の革を追加
すっごく暑くて頑丈な革をカットして、ネジ式ギボシで共締めにします。
・バックル部分に別の厚手の革を追加
丁度よくスペースがあったので、特大カシメを打ちました。
・ハトメ抜きで穴あけ
ギボシの幹の部分に見合った大きさの穴を開けます。
・各ベルトホールに切り込みを入れる
この先端部分はかなり厚いので、ギボシに止めるのが少し大変です。
こういう部分もロックっぽいという一言で片付けてしまいましょう(笑)
切り込みの両端に穴を開けるのもアリですね。
ベルトホールはスペース的に3つしか開けていません。
ギボシは2つなので2段階にしか調節できないっていう・・・。
2つのギボシの間隔は3cm。
2cmでも良かったかなって感じます。
この辺はもう少し慎重に考えるべきでした。
■仕上げと完成
まぁ僕のクラフトですから、なかなか粗が目立ちますね。
それでも結構な愛着が出ちゃいますから不思議です。
僕が使うベルトではありませんが。
・コバの部分を黒いトコノールで仕上げ
切りっぱなしも味があって良いんですけどね、ここはシッカリと黒く統一しておきましょう。
・めでたく完成
ギボシがキツめなので、しばらくは脱着が大変かもしれませんね。
ある程度使って、それでも堅すぎるならまた考えましょう。
・デニムに合わせてみる
縫うのが下手なの以外は違和感ナシ(笑)
パッと見はなかなかカッコイイかなと。
バックルがないので、お腹に金属が触れる機会をかなり少なく出来ると思います。
ついでに、ちょっと風変わりな珍しさもあって、良い感じかと。
何とか脳内設計図の通りに出来上がりました。
型紙ナシのぶっつけ製作ですからね、半日くらいで完成です。
ギボシの間隔を2cmとかで、あといくつか作ってみたいですね。
■おしまい
いかがだったでしょうか。
技術がまったくついて来ないっていう(笑)
『無いから作っちゃおう』みたいな、こういうDIYってかなり大好きなんです。
ギボシ止めだけどゴテゴテしたい、とか、ちょっとネタ的な楽しさもありましたしね。
ただね、やっぱりもうちょっと上手になりたい。
まぁ練習あるのみです。
この低いクオリティでも使ってくれる方がいるワケですから、それはそれで嬉しいです!
金属アレルギー対策と好みの両立も結構気に入ってもらえたようですし。
以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。
せっかくコバまで磨いて作るんならヘリを落として面取りしないと。
使う人が可哀そう。
型紙に起こしてないのも一目瞭然。
なんちゃっクラフトてをエクスキューズに使っているうちは絶対上達しません。
はじめましてクロコさま。
なるほど仰る通りですね。
次に作るときには、クロコ様の仰るようにさせてもらいます。
初心者が故かもしれませんが、何だか気分を害された様子で大変申し訳ありませんでした。
他にないモノを作るのが楽しそうな記事で、好感が持てましたよ。
可哀想とは言い過ぎでは?
自分の腕をひけらかすような、初心者を排除するような冷たい物言いを平気でできる貴方様が可哀想かな。
おてんとさんはスパムにまで真面目、変コメはスルーで良いのでは?