6V系の独立DIYソーラーで安価な無線式の防犯カメラを動作させてみました。
太陽光さえあれば6Vバッテリーに充電しつつカメラを動かすことが出来ます。
また、この手のカメラは大して電力を消費しないので、夜間も通して動作すると思います。
新潟おてんとサンは無線式のカメラを所持していました。
玄関先や家の裏手に防犯用途で1~2年まえにヤフオクで購入したもの。
ですが実際は1度だけ開梱したのみで全くのお蔵入り状態。
そんな折、当ブログの読者さまからのメール問合せがきっかけで、このカメラをDIYソーラーで動かしてみることになったってワケです。
DIYっていうほど大袈裟な感じではないのですが、ちょっとした工作感覚で6V系のDIYソーラー発電を自作してみました。
30枚ほどの画像を交えて、以下に製作方法を紹介いたしますね。
今回の自作太陽光発電で新潟おてんとサンが準備したものです。
・6V6.5Wソーラーパネル、2,600円
・6V9Ahバッテリー、1,850円
・6V3Aチャージコントローラー、2,300円
・電波式カメラ一式、2,000円位
・ケーブルと容器、1,000円位
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合計:9,750円
カメラ込みで1万円、全て新品。
まぁ安価でお手軽なカメラなので性能はお値段に見合ったものです。
上記とは別に、容器へのケーブル引き込み用に手持ちの屋外コンセントを使いました。
これはヤフオクで新品を購入。
スペックは、
・型番、製品名:GL418-TF
・最大出力(Pm) :6.5W
・動作電圧(Vpm):8.5V
・動作電流(Ipm):0.77A
・開放電圧(Voc):10.5V
・短絡電流(Isc):0.9A
・寸法:245mm×304mm×15mm
・重量:0.85kg
『SHOWA Solar Energy』って書いてあります。
安価ですが国産です!
ネット通販でも6V系の太陽光パネルは購入できるのですが、
・6V系8Wで4000円
・6V系15Wで5000円
程度のお値段で、ちょっと割高な感じがしてしまいます。
性能(容量)は劣りますが今回も価格最優先でヤフオクのお世話になってしまいました。
これは『YMT ENERGY』にて通販で購入。
スペックは、
・型番、製品名:WP9-6A
・定格容量:6V9Ah(容量は20時間率で計算されています)
・サイズ:横幅98.5mm×奥行56mm×高さ118mm
・重量:約1.57Kg
同じ6Vで4Ahのものも850円で販売されていました。
完全密閉型(シールドタイプ)と謳ってあります。
これも『YMT ENERGY』にて通販で購入。
スペックは、
・型番、製品名:CMP1.5-3A
・定格電圧:6V
・定格電流:3A
・入力電圧:最大動作電圧が7V以上~9.5V以内
・過充電保護動作電圧:7.2V
・過放電保護動作電圧:5.25V
・再放電開始電圧:5.8V
・最大電圧降下:0.3V以下
・自己消費電流:5mA以下
・サイズ:35×54×20mm(縦×横×厚さ)
・重量:約50g
同じような価格で、夜間のみ電力を供給してくれる製品もありました。
6V系の太陽光パネルやソーラーチャージコントローラーとなると選択肢が狭くなってしまいますね。
これは1~2年前にヤフオクで落札して完全放置となっていたもの。
2,000円位で落札できたような。
カメラ本体はとってもコンパクト。
赤外線投光器(LED)は内蔵されていないので夜間は全く役に立ちません。
センサーライトが照らしてくれれば何とかなるかも知れませんね。
本来は8~9Vで動作するようですが、6V系で何とかなるだろうっていうドンブリ勘定ですね。
12V系のDIYソーラーでも動くのかも知れませんが・・・。
まぁそこはとりあえず実験って事で。
防犯カメラ関係は5V程度で動作するものも多いので、必要な機能に応じてカメラを選ぶと良いですね。
容器はバッテリーが入るサイズのものを100円均一で(笑)
ケーブルは800円程度でした。
■カメラを容器に固定する加工
工作らしい工作はほとんどありませんね。
ホームセンターでジャックの部分だけを購入してきてもよいかと思います。
■バッテリーにケーブルを取り付ける
・6V3Aチャージコントローラーからの、充電用とカメラに供給用の2本ずつのケーブルを加工
チャージコントローラーからLOAD用のケーブルが出ていますが、今回はカメラが8~9Vで動作するタイプだったので、ソーラーパネルからの若干高い電圧を供給したいという狙いです。
平型端子に無理やり2本のケーブルを圧着してあります。
■6V3Aチャージコントローラーを6V9Ahバッテリーに接続
・6V3Aチャージコントローラーのソーラーパネル用ケーブルを延長
LOADランプが点灯しました。
まぁ予め充電してあったようなので当然といえば当然ですね。
■6V3Aチャージコントローラーに6V系8.5Wそーらーパネルを接続
・ソーラーパネルとチャージコントローラーのケーブルをキボシで圧着
CHARGEランプが点灯しました。
チャージコントローラーの初期不良もなくホッとます。
室内の蛍光灯でも若干は発電しているようですね。
この程度では効果的に充電は出来ないですけれども。
■カメラを接続して一応の完成
ここまでで30分ほどで完成しました。
写真を撮影しなければ10分程度で作れてしまいますね。
しかし・・・なんだかアヤシイものが出来てしまったって感じがします(笑)
バッテリーが生きていればこの時点でカメラの映像を発信しているワケですし。
安価なアナログの電波カメラですから、IC-R3とかWCHといったちょっとした受信機で映像と共に音声も受信できてしまいます。
まぁ、受信できる範囲は良くて2~30メートルって所でしょうけど。
電波式のカメラではなくて有線式のものであれば心配いらないですね。
■庭先にポン置きして室内のテレビでモニターしてみる
・200Wの太陽光パネルとグリッドタイインバーターを監視してもらいます
安い機器なので映像はそれ相応。シッカリ写っていると思います。
カメラは用途に合わせて最適なものを使うと良いでしょう。
4台くらいのカメラの映像をPCに取り込んで録画、とか、気合の入れ方によって便利に使えると思います。
防犯カメラとして安定した運用を考えるのであれば有線式が一番でしょうね。
しかし・・・庭先にたたずむ『ソーラー防犯・監視カメラ』ってのもアヤシサ満点ですね(笑)
どこにでも気軽に置けちゃうので電波式のは運用に気をつけてください。
あらぬ誤解を受けても困りますから、
『防犯カメラ設置中』
的なプレートを容器に取り付けるのも良いかも知れません。
さて、いかがだったでしょうか。
12V系でも6V系でも、ごく小規模な独立系の太陽光発電って簡単に自作できてしまいますね。
あとは動作させたい機器の電圧に見合ったシステムを組んであげれば直流電源として使い物になるかと思います。
乾電池で動作するような機器を動かしたいのであれば、今回のような6V系の小型ソーラー発電が活躍できそうですね。
以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。