4万円で自作したDIYソーラー発電でワットモニターを使ってみる

ワットモニターでDIYソーラーの発電量や供給電力を測定してみよう
『グリッド タイ インバーター』の給電能力を測定する目的で購入した『ワットモニター』です。

この『ワットモニター』を使って、『4万円で自作できた!かんたんDIYソーラー発電』で扇風機などを使ったときの電力を計測してみます。


ワットモニター
ヤフオクで新品を落札したワットモニター
新潟おてんとサンが大好きなヤフオクで新品を落札。
送料込み2,200円ほどでした。


自作の100W太陽光発電と扇風機に繋いでみる

100W自作太陽光発電のインバーターからのコンセントにワットモニターを接続して電源オン
インバーターからのコンセントに接続してスイッチオン

ワットモニターが表示開始
ワットモニターが表示開始
当然ですがカウンタは『0』です。

扇風機のスイッチON
扇風機のスイッチON
26Wほどの電力を消費しています。
モニターの数値は、23W~26Wの間を行き来していました。


自作の100W太陽光発電で扇風機を動かして50分経過

単価22円の設定で0.44円分の消費
単価22円の設定で044円分の消費電力
単価の設定は自由に変更できます。

50分での積算電力は0.02kWh
50分での積算電力は002kWh
扇風機の消費電力の平均を24.5Wとして、
24.5W×5/6h=20Wh(0.02kWh)
ということですね。


自作の100W太陽光発電と24インチの液晶ディスプレイを繋いでみる
24インチの液晶ディスプレイを計測してみる
扇風機の倍以上の消費電力です。
『節電にはテレビを消すのが効果的』というのはホントです!


100W自作太陽光発電のインバーターに繋いでみる
(24インチの液晶ディスプレイを稼動)

60.5Wの電力を供給
100W自作ソーラーのインバーターに繋いでみる
60.5Wの電力を供給しています。

そのときのチャージコントローラーの給電状態
チャージコントローラーの給電状態
6.3A×12V=75.6Wの電力を供給していることになりますね。

インバーターが消費している電力と変換ロスは、
75.6W-60.5W=15.1W
ということになりますね。


扇風機の稼動に戻して1時間30分ほど計測したところ積算電力は0.05kWhとなっていました。

1.5時間で50Wh(0.05kWh)の電力というと、
単価22円×0.05kWh=1.1円
の節約ができたということですね!

1.5hで1.1円、3hで2.2円、6hで4.4円(汗)

100WのDIYソーラー発電で、
扇風機を毎日6時間使った場合、
30日で節電できる金額はたったの132円です!

・・・なかなか厳しい現実ですね。


見方を変えてみます。

新潟おてんとサンの家の屋根には『系統連系型』のソーラーシステムが設置してあります。
設置してから10年間は単価42円で電力を売ることができます。

日中(屋根のソーラーパネルが発電している状態)に限って言えば、自作ソーラーで節電した分は『電力を売っている』ということになりますよね。

本来は屋根のソーラーで発電した分はまず消費に充てられます。
扇風機で消費するハズの電力を自作ソーラーで賄うのですから、扇風機で消費した分が売電に回ります。

つまり、単価42円で売電しているのと同じ状態ということです。

とすると、
1.5時間で50Wh(0.05kWh)供給したのだから、
単価42円×0.05kWh=2.1円
1.5hで2.1円、3hで4.2円、6hで8.4円
の節電効果と言えますね。

これだと30日で252円、年間3,066円の節約ができることになります。

ちょっと無理やりな理屈ですが、『系統連系型ソーラー発電』のアシスト的な位置付けで独立型のソーラー発電を利用すると効果的なんです。


自作ソーラーの設備費用の償却などを考えてしまうと長い年月を要しますし、節電の効果も意外と少ないものです。

そして、更なる設備投資を経て自作ソーラーの規模を大きくしたくなる。
という微妙な循環が生まれてしまいますね。

結果として、
『電気を作るのって大変だけど面白い!』
って感じで、
単純にDIYを楽しんだ者が一番得ををするような気がします(笑)

DIYソーラー発電メニュー


以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。



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