1万円で自作したDIYソーラー発電の具体的な製作方法

システム計画書
1万円で自作したDIYソーラー発電システムの詳細図

1万円で自作できた!かんたんDIYソーラー発電
という記事で紹介した自作の太陽光発電について、もうちょっと詳しく新潟おてんとサンが製作した方法をまとめてみます。

太陽光発電システムの自作とはいっても、ちょちょいと線をつなぐだけの簡単工作です。
こういうのに慣れている方なら10分ほどで出来てしまいます。

  • ソーラーパネルとチャージコントローラーを接続
  • バッテリーとチャージコントローラーを接続
  • シガーソケットとチャージコントローラーを接続

というたったの3工程。

そのまんま繋ぐだけで完成しますから、自作ソーラーや電気工作なんかの入門にピッタリですね。
+と-さえ間違わなければOKです。


1万円自作DIYソーラーに必要なもの
1万円でDIYソーラー発電を自作するのに必要なもの

  • 10Wソーラーパネル
  • チャージコントローラー12A
  • バッテリー12V
  • シガーソケット
  • 配線コード
  • キボシ、クワ型端子
  • ナット・ボルト・ワッシャ
  • 電工ペンチ

キボシやクワ型端子、電工ペンチなどは、ホームセンターでセットになっている物が2000円程度で売られています。
カーオーディオとかカーナビを自分で取り付けたりする人にしてみれば、おなじみの道具ですね。
被覆を剥いたり端子を圧着したり出来ます。


ソーラーパネルの裏側
10Wソーラーパネルの裏側
10W太陽光パネルの裏側はこんな感じ。
+と-のケーブルが出ているだけです。
黒いボックスの中に、電流の逆流を防止するためのダイオードが封入されています。


10Wソーラーパネルを窓際に置いて電圧を測ってみる
10Wソーラーパネルを窓際に置いて電圧を測ってみる
19.52V・・・このソーラーパネルが発電できる最大値ですね。
西向きの窓際でこれならまずまずですね。


10Wソーラーパネルを蛍光灯の下に置いて電圧を測ってみる
10Wソーラーパネルを蛍光灯の下に置いて電圧を測ってみる
1.91V・・・まぁこんなもんですか。
蛍光灯の下でも若干は発電するようですが、バッテリーに蓄電できるほどの発電量ではありません。


10Wソーラーパネルとチャージコントローラーを接続
10Wソーラーパネルのケーブルの被覆を剥いてマークを付ける
ソーラーパネルからのケーブルの被覆を剥きます。

チャージコントローラーに10Wソーラーパネルのみを接続
それをチャージコントローラーに接続します。

すると『Charge』ランプが点灯して、ソーラーパネルが太陽光を受けて発電していることが確認できます。


バッテリーをチャージコントローラーに接続
バッテリーの電圧を測ってみる
まず、バッテリーの電圧を測ってみます。
13.2V、そこそこ充電されているようですね。

ケーブルを必要な分だけ同じ長さに切っておく
次に、バッテリー用のケーブルを作ります。
ケーブルを必要な分だけ同じ長さに切っておきます。

ケーブルの両端の被覆を剥いて片側にクワ型端子を圧着
ケーブルの両端の被覆を剥いて、片側にクワ型端子を圧着します。

クワ型端子はバッテリーへ-ケーブルはチャージコントローラーへ-それぞれ接続
クワ型端子はバッテリーへ、ケーブルはチャージコントローラーへそれぞれ接続します。

バッテリーの残量をあらわす『Battery』のインジケーターが点灯します。
このチャージコントローラーは3段階でバッテリーの残量を表示してくれるようです。


シガーソケットのケーブルを延長してチャージコントローラーに接続
必要な長さのケーブルをキボシを使ってシガーソケットに接続して延長
必要な長さのケーブルを、キボシを使ってシガーソケットに接続します。
シガーソケットにはもともとキボシがついていたので、そのまま使います。

チャージコントローラーに10Wソーラーパネルとバッテリーとシガーソケットを接続完了
無事に3系統の接続が終わりました。

給電可能を表す『Load』のインジケーターが点灯します。


とってもアッサリ完成
1万円でDIYソーラー発電システムの自作完了
2連タイプのシガーソケットを使ってスマホとタブレットに充電しています。

製作にかかった費用は7,200円ほど
手持ちの道具や部品を使ったので安くあがりました
電工ペンチなんかを購入しても1万円でおつりが来ちゃいますね。

インバーターを使っていないので、変換ロスが少なくファンの騒音もありません。
シガープラグから電源を取れる製品であれば何でも使えますね

ちなみに、スマホの充電であれば夜間に3・4回ほどフル充電しても、バッテリー残量には余裕があります。
新潟おてんとサンのスマホはバッテリーの消費が激しいので昼夜問わずガンガン使っています。

普段は、ソーラーパネルをコンテナBOXの上に、フタをするような格好で置いておき、窓際に放置してあります。


自作とは言っても、自作したのはケーブルの被覆を剥いて圧着するくらいの作業しかしていません。

ヤフオクで安い機器を探すことに一番時間がかかりました。
ブログに掲載用の写真を撮影しなければ、10分かからずに太陽光発電システムを制作できたことでしょう(笑)

DIYソーラー発電メニュー


以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。



One thought on “1万円で自作したDIYソーラー発電の具体的な製作方法

  1. まー坊

    はじめまして。

    子供の工作でミニソーラー扇風機を作ったことで、
    ソーラー発電に興味を持ち、こちらにたどり着きました。

    貴サイトの「充電池をDIYソーラーで充電」に挑戦しようと
    まずは「1万円のDIYソーラー発電機」作成にあたり、
    サイトを一通り読んだのですが、素人で理解不足もあり、
    質問させていただきます。

    1.そもそもなのですが、「充電池をDIYソーラーで充電」で
     バッテリーとチャージコンは無いとまずいでしょうか。

     充電池自体をバッテリーと考えれば、充電効率は悪いですが
     無しでも問題ないような気がしますがいかがでしょうか。
     チャージコンは無かったら安全性に問題ありでしょうか?

     例.午前中は晴れたので充電池に半分充電。午後から曇り。
       翌日は晴れたので、窓際に置いて残り半分を充電池に充電。

    2.効率、安全性でバッテリーとチャージコンが必要な場合、
     バッテリーの選定についてです。パネルと充電器は購入済みで
     仕様は下記になります。

     【ソーラーパネル仕様】
     出力:5W ・セル種類:多結晶 ・動作電圧(Vm):17.5V /
     動作電流(Im): 0.29A ・ 開放電圧(Voc):21.5V /
     短絡電流(Isc) : 0.32A / 型番:SM-500H 

     【充電池用充電器の仕様】
     型番:JBC036-11 (8port)
     入力:12V 1,000mA(1A)
     出力:単3:1.2V(500mA)
        単4:1.2V(250mA)

     【購入候補のバッテリー仕様】
     ①型番DPS5-12 12V5Ah 5時間で1A
     ②型番WPS-12E 12V5Ah
     ※貴サイト品  12V12Ah 5時間で2.4A

     ①、②とも貴サイト品より充電池への充電時間がかかる
     だけで、発電量に対して容量が少ない、Ahが低いので
     充電器に十分な電流を送れないといったことはありません
     でしょうか。できるだけ安価かつ小型にしたく①、②の
     いずれかで1個購入を検討中。

    3.バッテリーを①か②にする場合、バッテリーへの配線コードで
     必要なスペックを教えていただけますでしょうか。
     特に何でも問題なければ、貴サイト使用品のスペックを教えて
     ください。色々すみませんがよろしくお願いします。

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