1万円DIYソーラーでZO-3(アンプ内蔵ギター)を鳴らしてみよう

1万円DIYソーラーでZO-3(アンプ内蔵ギター)を鳴らしてみよう
1万円で自作できた!かんたんDIYソーラー発電
を使って、フェルナンデス(FERNANDES)のZO-3(ぞうさん)というアンプ内蔵のエレキギターを鳴らしてみます。

このZO-3というギターは、9Vのアルカリ電池(四角いヤツ)を使って駆動します。
9Vのアルカリ電池さえあれば、どこでもエレキギターサウンドが楽しめるという優れものですね。

さて、この9Vのアルカリ電池(四角いヤツ)は結構高い上に、ZO-3で使っていると意外と早く消耗してしまいます。

ジワジワと貧乏ギタリストの懐具合を圧迫するというニクイ奴です。
そこで、自作のソーラー発電システムを電源にしてみようと思い立ったワケです。


ポイントとなるのが電圧の違いです。

  • 『自作のソーラー発電から供給する電圧は12V』
  • 『ZO-3が必要とする電圧は9V』

ですので、12Vを9Vに変換する必要があるのです。

ここで登場するのが『DCモーターコントローラー』という装置。
『DC-DCコンバーター』なんて呼ばれることもあります。

簡単に言うと、入力した電圧をMAXとして任意の電圧を作れる装置です。


DCモーターコントローラーって?

『DC-DCコンバーター』なんて呼ばれることもありますね。
キットでも完成品でも売られています。

さて、コレは何をする物かと言いますと、

  • DCモーター⇒直流電動機
  • コントローラー⇒制御装置

直訳すると『直流電動機制御装置』(!)ということになります。
なにやらチンプンカンプンな感じですね(笑)

簡単に言えば『DC(直流)の電圧を変える装置』ということですね。
今回はフェルナンデスZO-3が必要とする電圧を作ります。

では、ZO-3、自作のソーラー発電、DCモーターコントローラー、を使って実験してみましょう!


1万円DIYソーラーでZO-3を鳴らすために準備するもの
準備するもの-ZO-3、自作のソーラー発電、DCモーターコントローラー

  • フェルナンデス、ZO-3(ぞうさん)
  • DCモーターコントローラー
  • 自作のソーラー発電
  • 配線コード
  • ワニ口クリップ
  • はんだごて、はんだ
  • ニッパー、電工ペンチ

など。


まずはZO-3の弦を張り替える
フェルナンデスZO-3の弦の張替え
1年ほど活躍の機会がなかった僕のZO-3。
久しぶりに手に取ると、見た目の愛らしさとはまた別物の愛着を覚えます。

手近にあった無名の弦に張り替えて、ついでに埃や汚れをキレイにしておきます。


自作ソーラー、ZO-3、DCモーターコントローラーを接続する配線を作る
自作ソーラー、ZO-3、DCモーターコントローラーを接続する配線を作る
コードは必要な長さに切り分けて被覆を剥きます。


キボシやワニ口クリップなどを圧着
キボシやワニ口クリップなどを圧着
被覆を剥いたまま使う箇所には、はんだメッキをしておきます。
こうすると、銅線のまま使うよりも丈夫になりますね。


DCモーターコントローラーの入出力端子
DCモーターコントローラーの入出力端子

  • V+、自作ソーラー発電からのプラス(+)を接続
  • GND、自作ソーラー発電からのマイナス(-)を接続
  • M1、M2、負荷を接続

本来はモーターをコントロールするものなので、出力側は『M1、M2』と表記されています。

ボリュームを調整することによって、
V+ ⇔ 0 ⇔ -(V+)
という具合に電圧を変えることが出来ます。

モーターを使うのであれば『M1、M2』はプラスとマイナスのどちらに繋いでも良いでしょう。
今回はZO-3のような電気製品に使うので、配線も赤(プラス)と黒(マイナス)とに区別しました


自作のソーラー発電とDCモーターコントローラーの接続
自作のソーラー発電とDCモーターコントローラーの接続
1万円で自作できた!かんたんDIYソーラー発電
のシガーソケットを取り外し、DCモーターコントローラーに接続します。
これはチャージコントローラーからの出力となりますが、バッテリーから直接電源を取っても問題ありません。

DCモーターコントローラーからの出力はワニ口クリップとなっています。


DCモーターコントローラーのボリュームをひねって、電圧を測定してみる

・最大で12.2V
DCモーターコントローラーのボリュームをひねって、電圧を測定+12
1万円の自作太陽光発電の電圧が12.2V(若干のロスあり)なので、最大で12.2Vとなります。

・中間(0V)
DCモーターコントローラーのボリュームをひねって、電圧を測定-0

・マイナス側に最大で12.2V
DCモーターコントローラーの

テスターをワニ口クリップではさんで、DCモーターコントローラーのボリュームをひねってみると、
12.20V ⇔ 0V ⇔ -12.20V
という具合に電圧を変えることが出来ました。

これでZO-3が必要とする電圧を確保できますね。


ZO-3が必要とする電圧に調整
フェルナンデスZO-3が必要とする電圧に調整
ボリュームをひねりつつ微調整を試みるものの、なかなか電圧が安定しません
10.86V付近で一番安定しているのでコレで行くことにしました

ちょっと『マズいかな~』なんて思いつつ、10.86Vが一番安定していました。


いよいよZO-3に電力を供給
いよいよフェルナンデスZO-3に電力を供給
ZO-3の裏側の電池フタには
必ずアルカリ電池を使用してください
という表記がありますが・・・。

もうアルカリ電池を購入し続ける日々とはオサラバしたい
という気持ちに後押しされて、思い切って10.86Vを接続してみます!

※良い子のみんなはマネしないこと、参考にする場合は自己責任でお願いいたします。


無事にフェルナンデス ZO-3の動作を確認
無事にフェルナンデスZO-3の動作を確認
ドキドキしながらZO-3のスイッチをON!
・・・無事に電源が入りました。

エフェクターも正常に動作して、心地良いディストーションサウンドを奏でることが出来ました(嬉)

本来であれば、ここで動画などを挿入して『ZO-3』が活躍している所をお見せしたいのですが・・・。
新潟おてんとサンのギター演奏能力がそれを許しません(笑)
ギターを弾くのは大好きなのですが・・・下手なのです(涙)


さて、いかがだったでしょうか?

自作のソーラー(太陽光)発電システムはバッテリーを使っているので、ACアダプタを使うよりもノイズが減る(かも知れません)。
ギターやシンセサイザー、エフェクターの電源として使うのも良いかもしれませんね。

注意して欲しい点は、目的の電圧を作れなかったことです

そもそもモーターをコントロールする目的で作られている『DCモーターコントローラー』です。
出力を9.5Vくらいで安定させたかったのですが上手くいきませんでした。

今回はちょっと高い電圧のまま実験してしまいました。
ですが、ZO-3などの負荷となる電気製品を破損してしまう恐れもあります。

なので、使いたい機器に合わせて変圧する回路を自作した方が安全だと感じました。
『定電圧レギュレータ 』という部品を使って比較的に簡単な回路で自作できますし、その方が安上がりです。

ZO-3や他のエフェクター用の電源として使うのであれば、出力は9Vで固定のDC-DCコンバーターを作るのがベストでだと思いますよ。


最後に、

久しぶりに『フェルナンデス(FERNANDES)のZO-3(ぞうさん)』が活躍できて楽しい実験でした。

普段は、
『フェンダー(Fender)のテレキャスター(telecaster)』と、
『オベーション(Ovation)のエレアコ』
の2本を弾いています。

というより、上記の2本とZO-3を含めた3本しかギターを所有していません。

僕は、
『ミッシェル・ガン・エレファント(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)』
というバンドが大好きです。
なのでエレキギターはテレキャスターが一つあれば満足なのです。
下手なのに良く弾いています(汗)

オベーションとZO-3には特別な思い入れはありませんが、どちらも手にとってすぐに歌える手軽さが気に入っていて大切にしています。

好きなら下手でも構わないのさっ(泣笑)

DIYソーラー発電メニュー


以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。



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