本ブログの読者さまから質問を頂きました。
DIYソーラー(自作太陽光発電)に興味をお持ちの方の参考になるかも知れませんのでご紹介いたします。
■読者H氏からの質問
DC-ACインバーターですが、
チャージコントローラーの負荷に接続するべきですか?
それともバッテリーに接続するべきですか?
「チャージコントローラーに繋げず、直接バッテリーから取る方が良い」としている紹介サイトなどもあります。
安全、効率などを考えると、どちらの方が良いのでしょうか?
■新潟おてんとサンの返答
はじめましてHさま。
メッセージをいただけて嬉しいです。
『DC-ACインバーターはチャージコントローラーの負荷に接続するべきですか?それともバッテリーに接続するべきですか?』
まず回答から。
DC-ACインバーターはバッテリーに直接接続したほうが安全でしょう。
効率はほとんど変わりません。
ただ、ケーブルの長さや太さ、間に噛ませる端子の多少で影響は受けます。
です。
次に理由ですね。
インバーターは、それ自体がナカナカの電力を使います。
で、ファン(モーター)を使うので、電源投入後の突入電流も大きくなります。
大きなインバーターと、貧弱なチャージコントローラーの負荷端子、この組み合わせだと、インバーターの電源を投入したときにチャージコントローラーが破損してしまうかも知れません。
さらに、インバーターに接続する機器の必要とする電力によっては相当な電流が流れます。
なので、オマケ的なチャージコントローラーの負荷端子ではインバーターの要求する電力(結果として流れる大電流)に耐えられない、となってしまうのです。
インバーターの許容範囲であっても、チャージコントローラー負荷端子にはお手上げ、という感じでしょうか。
まぁ、こればっかりはチャージコントローラーの仕様とインバーターの仕様、インバーターで使う機器の組み合わせで全く違ってくる値ですから、一概にこれなら大丈夫という指標がありません。
つまり、
『DC-ACインバーターはバッテリーに直接接続したほうが安全』
となるワケですね。
とすると、
『なんで僕のブログではチャージコントローラーの負荷端子にインバーターを接続して使っていたのか?』
ってなります。
これは、チャージコントローラーの保護回路(機能)を使いたかったのです。
例えば、インバーターには、バッテリーの電圧が低下したらOFFとか、大電流が流れたらヒューズが切れるとか、まぁそれなりの保護機能が付いています。
この保護機能にプラスして、チャージコントローラーの保護機能も合わせたいと、まぁそんなところです。
ただし、チャージコントローラーが破損する可能性があります。
僕が実験したところだと、
・ドライヤー温風弱風OK
・ドライヤー温風強風(1200W)、チャージコントローラーで電源供給をシャットダウン
という感じになりました。
インバーターのヒューズが切れたりということは無かったですね。
ですが、チャージコントローラーが破損する覚悟で実験です。
以上が僕の思うところです。
お互いに、安全に配慮しつつ精進していきましょう。
本ブログでは、読者の皆様からの質問やご意見を出来るだけ記事に反映させていくつもりです。
質問やご意見などなどコメントや直メールで遠慮なくお寄せくださいね。
以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。