4万円で自作したDIYソーラー発電でドライヤーを使っても大丈夫?

4万円で自作したDIYソーラー発電でドライヤーは使えるのか

4万円で自作できた!かんたんDIYソーラー発電』を使って、ドライヤーを使っても大丈夫なのか?
っていう実験をしてみました。

当初はバッテリー2つのシステムだったのですが、この実験をするときにはバッテリーは4並列となっています。
4万円で自作したDIYソーラー発電に新品バッテリーを増設!ケーブル類もリフレッシュ!

洗髪後の新潟おてんとサンの頭髪を、DIYソーラー&ドライヤーで乾かせるのかどうか?
以下にまとめてみます。


ドライヤーと、洗髪後の自分を準備
今回実験に使った新潟おてんとサン愛用のドライヤー
今回の実験に使った『新潟おてんとサン』愛用のドライヤー。
かなり使い込まれています(笑)

本体背面には『1200W』と書かれています。
自作システムのほうは『13.4V』とまずまずの充電具合ですが・・・自作のソーラー発電で『1200W』の家電製品を駆動するには無理があるような・・・無いような

スイッチは4段階、

  • TURBO⇒『3』
  • MILD⇒『2』
  • SET⇒『1』
  • OFF⇒『0』

です。

温風と送風の切り替えはせずに『HOT』にしたままとします。

さて、快晴に恵まれた5月某日の昼下がり、洗髪をすませた後に実験を開始します。

ちなみに新潟おてんとサンの頭髪スペックは、

  • 耳が隠れるくらい
  • とてつもないクセ毛
  • パサつき気味
  • 量が多くてスッゴクやっかい
  • 洗髪したまま放置するとパッと見3倍以上に膨れてビックリ

といった、自分でも手に負えない感じの頭髪です。

新潟おてんとサンの頭髪はかなりの強敵なので、僕のドライヤーも相手にとって不足は無いことでしょう。


インバーターにドライヤーのプラグを差し込んで電源ON
インバーターにドライヤーのプラグを差し込んで電源ON

  • 室内に電力を供給しているプラグを抜く
  • ドライヤーのプラグうを差し込む
  • インバーターの電源ON

画像のような手順でインバーターの電源をONにすると、インバーターの送風ファンが回り始めます。

チャージコントローラーに表示されているバッテリーの電圧は『13.4V』から『12.9V』へと変わりました。
インバーター自身が消費する電力が結構大きいっていうことが一目で分かりますね。


ドライヤーのスイッチを、いきなりTURBOにしてみる
ドライヤーのスイッチを、いきなりTURBOにしてみる
すると・・・インバーターへの電力の供給がストップして、チャージコントローラーには『short circuit』と表示されてしまいました。直訳は『回路短絡』。
ドライヤーはウンともスンとも言いません(汗)

チャージコントローラーとインバーターの保護回路が働いただけのことなんですけどね。
やはり『1200W』の負荷は手に負えないようです。
・・・やはりドライヤーは自作太陽光発電の強敵だった。

だって、このインバーターは『750W』ですもん。当然の結果なのですが。
分かってても・・・やってみないと気が済まないのです、新潟おてんとサンは。

チャージコントローラーはリセットして、インバーターは電源を入れなおして無事に復帰いたしました。

TURBOは無理みたいなので、SET⇒MILD(どちらも温風)でドライヤーを使ってみることにします。


ドライヤーのスイッチをSETにしてみる
ドライヤーのスイッチをSETにしてみる
ドライヤーは動作を始めて、チャージコントローラーに表示されている供給電流は『7.3A』となりました。

チャージコントローラーに表示されているバッテリーの電圧は『12.9V』から『12.6V』へと変わりました。
新潟おてんとサンの頭髪へ暖かい微風を送ってくれています。

『SET』であれば問題なく使えるようですね。


ドライヤーのスイッチをMILDにしてみる
ドライヤーのスイッチをMILDにしてみる
また保護回路発動かな!?とも思いましたが、ドライヤー・チャージコントローラー・インバーター共に問題なく動作しています。

チャージコントローラーに表示されている供給電流は『13.7A』となりました。

チャージコントローラーに表示されているバッテリーの電圧は『12.6V』から『12.4V』へと変わりました。

新潟おてんとサンの頭髪へ暖かい風を送ってくれています。

どうやら温風で『MILD』までは動作するようです
しばらく頭髪を乾かしつつ様子をみていましたが、快適にドライヤーは動いていて新潟おてんとサンの頭髪もすっかり乾いてしまいました!

ここまで時間にして5分程度でしょうか。

このままドライヤーを動かしたままにして、どのくらい使えるのか試してみます。


ドライヤーを動かしたまま放置
ドライヤーを動かしたまま放
新潟おてんとサンの頭髪が乾いた時点で、チャージコントローラーに表示されているバッテリーの電圧は『12.2V』となっています。

この状態で25分ほど放置してみると、チャージコントローラーに表示されているバッテリーの電圧は『12.0V』となっていました。

頭髪を乾かし始めてから30分ほど経過しているので、ここでドライヤーの電源を切って実験終了としました。

ドライヤーの電源を切った時点でチャージコントローラーに表示されているバッテリーの電圧は『12.5V』に戻りました。


まとめ

結果をお伝えいたしますと、
ドライヤーを、温風、中程度の風量で『30分』は使える
といった感じです。

さすがに、ドライヤーをTURBOにしてしまうと保護回路が働いてしまいましたが。
中程度の温風で新潟おてんとサンの頭髪はちゃんと乾きました(笑)

普通に頭髪を乾かすだけなら10分も使わないハズですから使えなくもないのですが・・・チャージコントローラーの表示している電流(A)を見ると結構な数字です。

チャージコントローラー・インバーター・バッテリーには、発熱などの異常は見受けられなかったです。

一般の家庭では30~40Aの契約をしていることが多いと思います。
30Aの契約であれば、30A以上の電流が流れるとブレーカーが落ちてしまいますね。

今回の実験でチャージコントローラーが表示した電流(A)は13.7Aでした。
インバーターが消費している電力も含んだ数字ではあるのですが、ドライヤーが消費する電力の大きさを実感してしまいました

今回の実験で感じることは、
屋外で、ドライヤーで髪を乾かしている『新潟おてんとサン』はスッゴク滑稽に見えたハズ(汗)
です。

近所の方々に不穏に思われていないかちょっと心配です。

DIYソーラー発電メニュー


以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。



4 thoughts on “4万円で自作したDIYソーラー発電でドライヤーを使っても大丈夫?

  1. 渡辺聡

    初めまして。楽しく拝見させていただいております。
    気になることはバッテリー同士をつなぐ
    ケーブルが細すぎることとインバーターをつなぐケーブルが
    細すぎることです。多分8ゲージくらいかと思いますが
    ワット数の高い物を使用するときには電流不足で落ちます。
    最低でも4ゲージくらいの太さであれば大丈夫だと思います。
    自分は1200ワットのヒートガンなんか使用しますが全然平気ですよ。
    並列用のケーブルは4ゲージでインバーターまでのケーブルは2ゲージです。
    100アンペアのバッテリー1個でも時間は短くなりますがちゃんと動きます。
    ケーブルを太くしてチャレンジしてみてください。

    返信
  2. 新潟おてんとサン 投稿作成者

    はじめまして、渡辺さま。
    コメントをいただけて嬉しいです!

    ケーブルが頼りないワケですね。勉強になります。

    先々、バッテリーの全交換と、パネルを変更して24V化を計画しています。
    ・・・時期は未定なのですけどね。

    その折、直流部分のケーブル類の一新も必要だなと感じました。

    また、お気づきの点があれば仰ってくださいね。

    返信
  3. 北さん

    こんにちは!楽しい記事ありがとうございます。さて、私も太陽光ずっと興味があります。記事も数年前から読んでいます。

    私の使い方(予定)
    日当たりの良い南側窓の内側にパネルを直角に立てるだけ→シガライター直結でミニ冷蔵庫、です。これをまず1セット考えています。

    消費電力 DC保冷32-41W のミニ冷蔵庫です。

    5キロの新潟産の無洗米をビニールに入れ、さらに唐辛子を入れ、口を固くしめて保存。

    うまくいきましたら、2セット目は缶ジュースや麦茶を冷やすだけに購入します。

    自宅は一軒家で日当たりは非常に良いです。当方、埼玉県のへいやです。

    また、ディープサイクルバッテリーとチャージコントローラーは購入せず、夜間はミニ冷蔵庫への電源供給はゼロで良いです。

    実は、今月でも、冷蔵庫の電源を抜いています。7、8月以外は冷蔵庫なし生活です(笑)

    パネルは100Wがよろしいでしょうか?以上ご教授願います。

    返信
    1. 新潟おてんとサン 投稿作成者

      こんにちは、北さま。
      更新頻度の少ないブログなのですが、数年も読んでいただいているとは、とっても嬉しいです!

      さて、パネル直結でペルチェ素子を使った保冷庫の運用についてですね。

      外部URLがあったので、そこはコメントを削除・編集させていただきました。
      リンク先より仕様だけかいつまんで来ました。

      電源 AC100V 50/60Hz、DC12V
      消費電力 AC保冷38-42W、保温39-40W
      DC保冷32-41W、保温30-38W
      運転音 保冷 31-40dB(最大)
      保温 31-40dB(最大)
      庫内温度 保冷 約15℃~25℃
      保温 約60℃(±10℃)

      DC保冷32-41Wってあるので、1台運用するのみであれば50Wのパネルでも良いかと考えます。

      ただ、後々に保冷庫を増やすということなので、100Wパネル1枚で上記保冷庫を2台という使い方もできるでしょうね。

      で、日照がある(パネルが発電できる)時間のみの運用とのこと。
      パネルが真南で傾斜30度であれば1日晴天で3.5~4.5時間分ほどの電力を取り出せるでしょう。
      100Wパネルなら0.35kWh~0.45kWh。
      50Wパネルなら0.175kWh~0.225kWh。
      といった感じかと。

      >>南側窓の内側にパネルを直角
      とのことなので、、、

      ガラス越しだと場合によっては発電量が半分近くなってしまうのと、垂直は以外に発電しにくいっていうのとで、思ったより発電量が少ないかもしれません。

      100Wパネル1枚にDC保冷32-41Wの運用っていう形になってしまいそうですね。

      もう1点、パネルが発生する電圧について。
      ピークで18V前後のものが多いかと考えます。

      小さくて安価なもので良いのでバッテリーとチャージコントローラーがあると動作が安定します。
      また保冷庫の仕様に見合った電圧を供給できるかなと、そう思いました。

      以上が、僕の思うところであります。

      P.S.
      >>7、8月以外は冷蔵庫なし生活
      これは素晴らしいですね!

      電力や化石燃料に頼りきった便利すぎて高コストな生活が当たり前な昨今ですから。
      少しでもエコで家計に優しい何かを取り入れて生活していきたいものですね!

      返信

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