結果からいいますと、Windows10とG3258とH81/B85/H87/H97のチップセットを使った環境でもオーバークロックはできました。
使ったPCは、
『Windows10でOSやハードディスクの内容はそのままマザーボードやCPUを交換してみた』
コレです。
『windows10』
マザーボードは『ASUS P5Q』
CPUは『intel Core2 Quad Q9650』
という構成だったPCを、
マザーボード『ASUS H81M-E』、
CPUは『Intel Pentium G3258』、
へと換装したPCです。
『windows10』で『Pentium G3258』で『Z以外のチップセット』という構成で、全て定格運用で問題なく使えていました。
で、特に何も考えずに『UEFI BIOS』でCPUの内部クロック倍率をいじって遊んでいて、
『そういやコレってwin10だよねぇ・・・』
って疑問に思って、やっと調べたっていう状態です(笑)
G3258とH81/B85/H87/H97のチップセットを使った環境で、
尚且つオーバークロックした状態で、
win10をインストールしたりアップグレードすることはできないかもしれません。
まずは定格でWindows10をインストールするなり、
win10が動いているPCのCPUをPentium-G3258に換装するなり、
順当な環境でWindows10とPentium-G3258が動いている環境を作りましょう。
で、
・『System32』内にある、
・『mcupdate_GenuineIntel.dll』 をリネーム(拡張子を.Bakに変更)、
すると、
・Windows10
・Z以外のチップセット(H81/B85/H87/H97)
・Pentium-G3258
でオーバークロック出来ます。
※従来の抜け道というか裏技というか、OCしたいならこうするしかなかった
で、ここからが本題なのですが『System32』内にある『mcupdate_GenuineIntel.dll』 をリネームしなくてもオーバークロック出来るようになったワケですね。
Windows10が『TH2』であれば、特にDLLのリネームなどせずにZ以外のチップセットでPentium-G3258をオーバークロックしても普通に動きます。
つまり、Windows10が新しいバージョンならOKっていう感じでしょうか。
Windows10のバージョンは、
スタートメニューの設定アイコン(Windowsの設定)
⇒システム
⇒バージョン情報
で確認できます。
■Windows10とG3258とH81/B85/H87/H97のチップセットを使った環境でオーバークロック
・3.5GHz
『UEFI BIOS』でCPUの内部クロック倍率を35倍に。
『CPUID HNMonitor』で3500MHzを確認。
・3.8GHz
『UEFI BIOS』でCPUの内部クロック倍率を38倍に。
『CPUID HNMonitor』で3800MHzを確認。
・システムのプロパティで確認すると定格表記
2つのコアが『3.20GHz』という表記。
3.5GHzで動かしても3.8GHzで動かしても、『CPUID HNMonitor』ではクロックアップを確認できますが、ここでは頑なに定格表記です。
・ならばタスクマネージャで
CPU名や最大速度という表題的な部分には『3.20GHz』ですが・・・。
速度や一覧の部分では『3.78GHz』での動作が確認できます。
なんだこれ(笑)
まぁクロックアップした速度でちゃんと動いているみたいだから、そっとしておきましょう。
『UEFI BIOS』でCPUの内部クロック倍率を変えた直後のOSの起動にちょっと時間がかかります。
で、設定を変えずに2回目以降は普段の通りに起動します。
3.8GHzにオーバークロックした状態で1か月ほど動画視聴用などで使ってみましたが、特に不具合もなく快適でした。
■おしまい
いかがだったでしょうか。
『Intel Pentium G3258』と『Z以外のチップセット(H81/B85/H87/H97)』の組み合わせは、安価でオーバーロックして遊べるのが魅力。
現状では『windows10』でも問題なく使えるようになっているみたいですね。
以上、『自作太陽光発電が好き!かんたんDIYソーラー発電』の新潟おてんとサンでした。